大きな変化、特に社会環境の変化を意味するSEACHANGEという言葉がもてはやされた時がありました。
日本では毎年流行語が作られますが、英語社会では、日本ほどには流行語、特に新造語は一般的になりません。
しかし、英語社会でも社会環境の変化に応じ、特にジャーナリズムでもてはやされる言葉が現れます。
最近、良く耳にするのがVETTINGまたはVETという言葉です。
通常の生活でVETといえば獣医のveterinarianという語です。
ペットを飼っている家庭では、必ずVETのお世話になっているはずです。
VETは名詞の短縮語ですから、それを進行形にするというのは、妙な形です。
今、この言葉が使われるのは、移民の流入問題です。
大量のイスラム移民がドイツに流入して問題が起こっていることに関し、
反省の意味を込めて書類審査を強化しようという傾向があります。
このような場合に、厳しく検査するという意味でVETTINGという語が使用されます。
もちろん、これは獣医が動物を厳しく調べるということから派生した言葉です。
まったく知らない言葉を初めて聞いたとき、その単語を聞き取ることはできません。
その部分だけが空白になるのです。
もし、1文の中に数語、同様に聞き取ることができない単語があれば、文意をつかむことはできなくなります。
リスニング上達の最大のポイントは、いかにして短期間に有効な単語力を養成するかにあります。
また、単語それぞれは知っているが、成句になるとわからない場合もあります。
たとえばFOR GOODという成句があります。
これは、別に良い意味を示すのではなく、それを最後にそれっきり、というような意味です。
このような場合は、個々の語を聞き取ることはできても、意味がつながらないので、
これも聴解を失敗することになります。
TOEFLのリスニングは、SATの読解などに比べると、使用単語の難度は高くありません。
しかし、TOEFLのリスニングの試験目的は留学生が学園生活を支障なく行えるかどうかを調べるテストですから、
日常語が多く出題されます。
したがって、意図的に日常使用する成句を含む聴解文になっているものが多いようです。
この対策としては、当然、意図的に成句を覚えていく必要があります。
しかし、実際の聴解練習としては、CDなどの決まった内容のものだけでなく、
常に変化するテレビなどを見ながら聞き取り練習をすることも必要です。
最近のテレビなら、必ずアナウンサーの言葉が画面上に表示できる機能を持っています。
このような機能を活用しながら、聴解力を鍛えていくことも必要かもしれません。
ただ、テレビなどの場合、番組により使用単語の質が大きく変ります。
ニュース番組はアナウンサーの発音も明確なのですが、ドラマやコメディー番組だと、必ずしもそうではありません。
TOEFLリスニングの場合は、発音も明確でアクセントもありません。
ですから、どちらかというとニュース番組の方が練習としては役立つかもしれません。
TOEFLやSATの学習は、単に受験に有利になるだけではありません。
実際の世界の変化を敏感に知るだけの語学力を身に着けるための学習です。
一般受験の英語は、知識としての英語です。
帰国子女は、それ以上、実際に使える英語力を身に着けることが大切なのです。
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