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こんにちはTOYOの松村です。
日本の受験英文法で習う文法の中でも、関係代名詞はとても重要です。
この関係代名詞はwho,whose,whom,which,
that,whatなどです。
ただ、日本で習う関係代名詞は、実際の英語の用法とは少し異なります。
日本で習う関係代名詞は、先行詞が何かを特定することに重点が置かれています。
日本の受験英文法で習う関係代名詞は、二つの用法に分かれます。
まず、制限用法を習い、次に非制限用法を習います。
この制限用法と非制限用法の違いは、関係代名詞の直前に
コンマがあるかどうかで分かれます。
制限用法の場合は、その関係詞が置き換える名詞である先行詞が直前にあり、
非制限用法の場合は先行詞が直前には無いという違いがあります。
つまり、受験英文法の場合、非制限用法で関係代名詞の直前に、
それが置き換える先行詞が無いため、先行詞の限定が難しくなります。
時には、関係代名詞が置き換えるのは名詞ではなく、
前の文全体になることもあります。
つまり、先行詞の限定が難しいので、それゆえ、試験問題としての
難度が上がるので、試験問題作成のために多用されるのです。
しかし、実際の英語使用という観点から関係代名詞を見ると、
受験英文法とは根本的に違います。
実用英文法では、関係代名詞は単純に接続詞の一種だということです。
文をつなぐのが接続詞の役割ですから、関係代名詞もその第一義は
文をつなぐための接続詞の一種にすぎません。
ただ、関係代名詞が他の接続詞と異なるのは、単純に文を接続するだけではなく、
接続詞+アルファの役割を果たすことです。
実用的な英語からすると、関係代名詞の使用ルールの第一は、
前に名詞が必要であることです。
この名詞は受験英文法で先行詞と呼ばれます。
受験英文法では、関係代名詞の直前にコンマがあれば、
先行詞は直前にはないと教わります。
しかし、実際の実用英語の世界では、関係代名詞の前にコンマがあるなしに関わらず、
先行詞は関係代名詞の直前にあります。
もちろん、例外的な場合では、関係代名詞の直前にコンマがある場合、
実用的な英文法でも、それが置き換える言葉は前の文全体に
なっていることもあります。
しかし、それは、あくまでも例外的で、通常は、関係代名詞の前にコンマが
あるかどうかに関わらず、それが置き換える名詞は、関係代名詞の直前にあるのです。
このような実際の英語使用と受験英文法の間の誤差は、実際のSATの問題を
解く際に非常に大きな問題となります。
つまり、関係代名詞の根幹は、文と文をつなぐ接続詞であるということで、
その次に、それが置き換える直前の名詞は何かという問題が派生します。
このような些細に見える実用的な用法の差が、実際の英語を
理解する時には非常に重要になるのです。
文法にしても、実用的な英語使用に必要な文法と、受験英文法は
大きくその方向性がことなります。
ゆえに、受験英文法を中心に学ぶと、SATに必要な文法や読解で
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