英語は文字通りイギリス(英吉利)の言葉です。
イギリスはヨーロッパの島国ですから、他の隣接する国々からの言語の影響を多く受けています。
また、イギリスの国王は日本の皇室とは異なり、時代により他の国の王室に乗っ取られています。
ローマ帝国がヨーロッパを席捲していた時代は、当然、統治者はローマ人です。
後には北欧の王様がイギリスの王様になりました。
ウィリアム征服王はノルマン(ノルウェー)人です。
もちろんフランス人がイギリスの王様になった時代もありました。
このような理由で英語はいろいろな国の言語の影響を色濃く受けています。
つまり、英語は単一の言語ではなく、いろんな言語の混合とも言ってよい複雑な言語です。
このような言語的な混乱を統一したのが1600年代初めのジェームズ王の聖書の翻訳だと言われています。
聖書を英語に翻訳するにあたり、文法などが整理され、それが現在の英語の文法の基本となっているのは
よく知られています。
英語の語源を語源辞典で調べると、いろんな興味深い事実が判明します。
たとえば、現代の英語では日本語の寿司とか刺身、歌舞伎などの語が使われているのは周知の事実です。
その他にも中国の叩頭(こうとう)はkowtowという英語になって、ペコペコするという意味で使われています。
meanderは曲がりくねったという意味ですが、これは古代の小アジアを流れる
メアンダー川が曲がりくねっていたことから出来た単語です。
lilliputianはとても小さいという意味ですが、これはスィフトの書いたガリバー旅行記の中に出てくる小人国、
リリパットの名前から出来た語です。
このように英単語の出来た背景を知ると、その単語の用法も理解しやすくなります。
当然、高度な英文読解や速読には、このようなこなれた単語力が必要です。
夏休みは単語力増強のチャンスです。
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しかし、この得点の伸びは一様ではありません。
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実はそれが問題で、誤った学習法を取っていても、この期間はそれが有効かどうかが判断できません。
誤った学習法の場合は、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
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