日本人は英語も日本語も同じだと考えているふしがあります。
例えば現地校の英語のクラスで、エッセイを書くことが宿題で出たとしましょう。
エッセイのテーマは、自分の好きな食べ物、というものでした。
日本人の場合、次のような文でエッセイが始まります。
My favorite food is a water melon.
実は、これは日本人の発想です。
日本人は、物事すべてに直感的な答えがあると思っています。
英語の国、イギリス人はその逆に、直感的な答えは本当の答えではないと考えています。
イギリス人にとっては、日本人の考える直感的な答えは、
論理的に証明されるまでは答えではないのです。
ニュートンが引力を発見したのは、彼がイギリス人だったからです。
日本人なら、落ちるという動作は、そのままを受け入れます。
しかし、イギリス人であるニュートンにとっては、答え、である落ちるという現象よりも、
そのプロセスに興味があったのです。
日本人は、どちらかというと、少しせっかちな人間ではないでしょうか。
ですから、作文でも答えである My favorite food is a water melon. という文を最初に書いてしまいます。
質問の答えをズバリ提示してしまい、次に何を書いてよいか分からない、
という手詰まり状態になる人が多いのです。
論理的に考えるなら、自分の好きな食べ物はスイカだけど、それはなぜだろうと考えます。
多分、外皮の緑色と中身の赤色の配色とか、みずみずしくて甘い、というような点が考えられます。
つまり、見た目とその味が魅力の中心だと思いつきます。
さらにそれは生物としての人間にとって、その時点で必要な養分をスイカが持っているから、
ということになります。
色は目に入ってくる刺激で、味は触感を通じて個人に必要な物質を取り入れるための情報です。
英語のエッセイは、構造的に序論、本論、結論、というような三段落構成になります。
ところが日本人の着想だと、往々にして結論を最初に思い付いてしまいます。
そこで、その結論が出たのはなぜかを考えると本論が見えます。
最後に本論と結論を並べ、それをまとめる序を作れば論理的な構造を持つエッセイが完成します。
つまり、最後から後戻りして作文する形になるわけです。
英文のエッセイは論理的な構造を持つものを作るようにしましょう。
TOEFLやSATでのエッセイは論文の一種だと考えてください。
もちろん、それがアメリカの大学に進学した際に必要なものですから、
構成をしっかりとすることが必要です。エッセイが苦手だという人は、
一度、結論、本論、序論という順で構成する逆進的文作りを試してください。
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