オリンピックの陸上競技に三段跳びという種目があります。
助走からホップ、ステップ、ジャンプで、どれだけ遠くまで跳躍できるかを競うスポーツです。
この3段階の跳躍は、それぞれ異なった飛び方と目的があります。
最初の二歩のホップとステップは同じ側の脚を使い、最後のジャンプは
もう一つの側の脚を使うの跳躍ルールです。
これはちょうど論理的な英文の構造と同じです。
文章の場合は、ホップ、ステップ、ジャンプではなく、序、本、結です。
序の役割は、つかみです。
つかみというのは、読者が興味を持つように、そして、最後まで読む気を起こさせるために、
これから論述する概要を簡潔に提示します。
しかし、簡潔であれば分かりにくいこともあります。
そのため、本論ではその要点を例などを使い、読者に説明する役割を果たします。
ですから、本論は序論の延長と言ってもよいでしょう。
もちろん三段跳びで重要なのは、最後のジャンプです。文章提示でも、最後の結論が、
その論述のきもですから、著者は最も注意して文章を提示します。
仮にその論が反論のためのものなら、序と結論は異なった内容になります。
ですから、最後の結論部分を読み違えると、的外れな読解になってしまいます。
しかし、短い読解文では、必ずしも段落分けがされていません。
全体としては、最後にある文章部分が結論と分かりますが、途中の文でも、
その中身が序と本論に分かれているのが普通です。
この際は、自分で意識して、どこが序と本論で、どこが結論部かを見分けることが必要になります。
全体的な文章構造で、SATの長文のようにいくつも段落があるような場合、
各段落ごとに序本結を識別してください。
また、一つの段落が3文で構成されているような短い段落の場合は、
各文が序本結の役割を担っているのが普通です。
段落が多くある長文の場合は、さらに各段落のまとまりが全体として序本結に構成されています。
序本結の文章構造を理解することは、読解力を高めるために非常に重要です。
各部分の性質や意味を把握し、そのような意識を持って文章を理解することで、
文章把握が簡単に出来るようになります。もちろん、これは文章速読の第一歩です。
三段跳びの各ステップには、その役割があるように、文章読解も序本結の部分の役割を理解し、
異なる読み方をすることが必要です。
もちろんそのような読解法は個人では習得が困難です。
スポーツもコーチのアドバイスが必要なように、読解でも読解練習のアドバイスが必要です。
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