マニュアル方式の英語学習は失敗する

日本の国の法制についてよく言われるのは、ポジティブリストに基づいているということです。

これは、一種のマニュアル方式で、一つの作業をどのように処理するかの規定です。

問題が発生したとき、正しい処理法を提示し、それにより問題を解決します。

 

機械の故障などでは、マニュアルの使用は有効です。

しかし、緊急事態に対応する際など、この方式は役立ちません。

それはマニュアルに記載される以外の事態では、解決法がマニュアルには載っていないからです。

 

緊急事態に直面しがちな警察や軍隊では、その場で関係者が正しい対処をすることを求められます。

多くの外国ではこのような場合、最低限度行ってはいけないことだけを規定し、
それ以外は現場の判断に任されます。

このような規定は、そのような少数の行ってはいけないことを規定するもので、
ネガティブリストと呼ばれます。

 

人間が踏み外してはいけない最低限の方針を規定するネガティブリストは、
宗教的な戒律を踏襲しています。

この考えは単に法律上の問題だけでなく、広く社会通念として多くの国で根付いています。

そして、それは英語という言語を考える際にも当てはまるのです。

 

日本の一般受験の参考書を見ると沢山の例文が記載されています。

この使い方は良いが、これはダメだという例です。

これはその例に合致しなければ、受験問題で正解がもらえないというリストです。

これはポジティブリストの典型です。

日本社会で有名大に進学し将来日本の企業や官界を支えていく人は、この時点で
ポジティブリストの考えを全身で受け止めてしまうのです。

 

実際の英語運用で必要な規則は、最低限の間違いを規定するネガティブリストです。

そしてそれ以外の運用は個人の自由に任されます。

ですから、ひと口に英文法といっても、日本の受験文法とは実際の英語運用の規則は
180度の違いがあるのです。

 

英文法一つをとっても、日本の英語学習法と実際の英語を習得するのでは、
その方針がまったく異なります。

このような根幹を間違えて学習を継続すると、結果は大失敗に終わります。

それゆえ、英語という言語使用の裏にある原理を踏まえて指導する、
TOYOオンラインのライブ授業が貴重な存在なのです。

 

一般受験の参考書や問題集には、このような問題は次のように解くという、解法が提示されています。

ですから、一般受験生は多数ある解法を覚えていく勉強法を取ります。

もちろん、一般受験ではそれで良いのですが、実際に英語を使用する局面では、
マニュアル化された答えは、まったく実用にはなりません。

臨機応変に英語を使用するには、少数の規則をマスターし、
それを自由自在に運用できる能力を磨くことが最重要です。

 

帰国受験に必要な、マニュアル方式に頼らない高度な英語力は、うわべの見かけに
右往左往していても獲得できません。

より広い範囲で考え、論理的に考え、応用力を身につけることが本当の英語力を伸ばす秘訣です。

もちろん、そのための学習法がTOYOオンラインのライブ授業なのです。

 

自分の英語力を高めるには、まず、自分の弱点を知る必要があります。

それを気づかせ改善するための授業内容は、そのような部分に的をしぼった教材が必要です。

TOYOオンラインのライブ授業では、理解に問題が起こる部分を熟知し、それを解説していきます。

 

TOYOオンラインの授業は、本当に必要な英語力を構築するためのツールです。

しかし、この高度な英語力の構築には時間がかかります。通常は数年という期間が必要となります。

 

もし、今あなたが10年生で、この秋から11年生になるのなら、
すぐにTOYOオンラインのライブ授業に参加してください。

残り時間のことを考えると実は9年生の人の本格的な学習の開始が必要です。

強力な英語力の構築には最低2年間の有効な対策が必要ですから、
充分な余裕を持って対策を開始してください。

 

帰国受験では、受験の2年前からの統一テスト結果を出願に使用可能です。

ですから、早い時期に高得点が出て困ることは何もありません。

逆に、対策開始が遅れて、高得点が出る前に受験突入となれば、
それは最悪の受験準備と言わなければならないでしょう。

 

正しいSAT対策をすれば、必ず得点は上がります。

しかし、この得点の伸びは一様ではありません。

特に対策を開始して数カ月は、著しい進歩は見えないのが普通です。

実はそれが問題で、誤った学習法を取っていても、この期間はそれが有効かどうかが判断できません。

誤った学習法の場合は、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。

ですから、最初から正しい学習法を提供できるTOYOオンラインの対策クラス
などを利用することをお勧めします。

 

TOYOオンラインのライブ授業は2時間です。

その中で、単語、読解、文法などを学習します。

単に読解といっても単語力がなければ満足な読解はできません。

同様に、よじれた読解文を解きほぐすことができる文法力がなければ
正確な理解はできません。

それゆえに、TOYOオンラインのライブ授業では、受講者のレベルに応じ、
適切な教材選択と指導で、徐々に受講生の読解力を向上させていくことが
出来る様になっています。

TOYOオンラインのライブ授業は、毎週の授業に無料体験参加が可能ですから、
ご希望の方はこちらからお申込みください。

 

<ONLINE受講者へのお知らせ>

5月のSATと6月のSATは中止となりました。

次のSATは8月29日です。

さらに今年は9月にも臨時でSATが開催される予定です。

来年以降受験を控えている人で、SAT未受験者はできるだけ早い機会にSATを申し込んで受験をしましょう。

 

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世界中どこからでも受講可能です。

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