日本は職人技の国です。
金属部品製造工場などで、部品の誤差が1ミリメートルの数十分の一というような差でも、
指で触って一瞬で判別するような専門家もいるようです。
この研ぎ澄まされた識別力は長年の熟練で養われたものです。
こんな名人技術者も最初はもちろん、計測器を多用して誤差を測っていたのでしょう。
最初は、ひとつずつをゆっくりと確実に計測していたのが、反復と改善のおかげで
最後には驚くような正確さが身に着いたと思われます。
そして、それと同じことが英語力の改善にも言えるのです。
実際のSATなどを受けてみて、多分ほとんどの人が痛感するのが、読解速度の遅さでしょう。
半分も行かないうちに時間が来てしまった、なんていう人も多いのではないでしょうか。
だからといって、無理やりに早く読もうとしても、結局は失敗に終わってしまいます。
読解の遅い人に特有なのが単語力の不足です。
しかし、おどろくことに、そういった人の多くは、自分には単語力が不足しているという自覚が無いのです。
現地校の宿題でも、ちゃんとこなしているんだから、その点は問題が無いと思っている人が多いのです。
このタイプの人は、単語の一つの意味を知っていても、別な意味に気づいていない場合が多いのです。
たとえばSpring forward, fall back.というサマータイムの時間変更法を教えてくれる言い方がありますね。
ここでのspringとかfallというのは、名詞の春と秋、動詞の前に跳ぶ、後ろに後退する、
と名詞と動詞の意味が掛け合わされています。
このように多くの単語は同じ品詞でも異なる意味があったり、または同じ単語でも異なる品詞として使われたります。
単語力を増強するというのは、自分の知らない新しい単語を覚えるだけではなく、知っていると思った単語の
別な意味を発見し覚えていくという作業も含んでいます。
高度な単語力の構築には、すべての領域の単語を万遍なく過不足なく覚えていくことが必要なのです。
文章中で使われている単語の正確な意味が瞬時に判別できなければ、
当然、文意を曲解したり読解が遅くなってしまいます。
そんな状態で、目だけを早く動かして、速読をしようとしても、
あやふやな上にあやふやなものを重ねる結果にしかなりません。
あせる気持ちは分かりますが、まず、基本をしっかりと充実してから、
次のステップにチャレンジするような学習法を実践してください。
TOYOオンラインのライブ授業では、毎週TOEFLレベルからSAT上級レベルまでの単語リストを覚えていきます。
もちろん、一回ですべての単語が覚えられるなどとは考えていません。
単語覚えは反復が重要ですから、その同じリストを4カ月程度で繰り返して学習していきます。
SATのような高度な英語力試験で高得点を取れる英語力を構築するには、段階的な進歩が重要です。
英語力を上げる正しい対策法は、まず、基本をしっかりと充実することから始まります。
基本事項は当たり前すぎて、つい軽視してしましますが実際に高度な英語力を構築するためには、
基礎の土台をできるだけ堅固に突き固めないと将来の伸びが失われてしまいます。
もし、今あなたが10年生で、この秋から11年生になるのなら、
すぐにTOYOオンラインのライブ授業に参加してください。
残り時間のことを考えると実は9年生の人の本格的な学習の開始が必要です。
強力な英語力の構築には最低2年間の有効な対策が必要ですから、
充分な余裕を持って対策を開始してください。
帰国受験では、受験の2年前からの統一テスト結果を出願に使用可能です。
ですから、早い時期に高得点が出て困ることは何もありません。
逆に、対策開始が遅れて、高得点が出る前に受験突入となれば、
それは最悪の受験準備と言わなければならないでしょう。
正しいSAT対策をすれば、必ず得点は上がります。
しかし、この得点の伸びは一様ではありません。
特に対策を開始して数カ月は、著しい進歩は見えないのが普通です。
実はそれが問題で、誤った学習法を取っていても、この期間はそれが有効かどうかが判断できません。
誤った学習法の場合は、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
ですから、最初から正しい学習法を提供できるTOYOオンラインの対策クラス
などを利用することをお勧めします。
TOYOオンラインのライブ授業は2時間です。
その中で、単語、読解、文法などを学習します。
単に読解といっても単語力がなければ満足な読解はできません。
同様に、よじれた読解文を解きほぐすことができる文法力がなければ
正確な理解はできません。
それゆえに、TOYOオンラインのライブ授業では、受講者のレベルに応じ、
適切な教材選択と指導で、徐々に受講生の読解力を向上させていくことが
出来る様になっています。
TOYOオンラインのライブ授業は、毎週の授業に無料体験参加が可能ですから、
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<ONLINE受講者へのお知らせ>
予約ができる次のSATは11月7日開催のものです。
予約の締切は10月7日です。
SAT会場も非常に少なくなっているので、少し遠くの会場でも頑張って出かけて行って受けましょう。
特に来年受験予定者は、これからのSATはすべて申し込んでください。
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