SATが難度の高い英語試験と言われるのは、クリティカルに文を読み
処理しなくてはならないからです。
このクリティカルというのは元の意味では批判的と訳せます。
しかし、実際は、それは論理的とか、科学的というように考えるとよいでしょう。
文を科学的に読むというと、ちょっと変な感じがしますが、これが英語と日本語の違いです。
日本語だけを使っていると、他の言語についてのその特徴が分かりません。
しかし、英語と日本語を比較すると、英語が非常に構造的な言語であることが分かります。
日常に使用される口語英語はそうでもありませんが、いわゆる正しい英語には、
正しい使い方を規定するルールがあります。
それが英文法ですが、日本では一般の大学受験で必要な英文法と誤解されています。
実際の英文法は、一般受験対策を基準にして教えられるものと違い、ずっと簡単明快です。
数学の問題を解くとき、たとえば三角形に関する図形問題を解くときを考えてください。
まず、最初に三角形の定義である内角の和が180°になることを思い浮かべますね。
それから、その問題を解くための定理などを思い出し、適切にそれを使って問題を解きます。
この数学の定義や定理が、そのまま英語の文法に当てはまります。
数学問題を解くときに一定のルールに基づき解釈していくのは、
実際の英語理解の手順と全く同じです。
日本語はあまり文法的な言語ではないので、多く日本人は本当の英文法の在り方を見誤っているのですね。
難度が高いといわれるSATを征服するのは、そう難しいことではありません。
英語は日本語ではないということを理解すればよいのです。
しかし、これは口で言うのは簡単なのですが、日本語使用で染みついた
クセのような考え方を転換するには意外に大変です。
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英語理解も、まったく同じで、これは一朝一夕では行えません。
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正しい知識を目の前にしても、それがあなたの頭脳の中に入るかどうかは、あなた次第なのです。
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逆に、対策開始が遅れて、高得点が出る前に受験突入となれば、
それは最悪の受験準備と言わなければならないでしょう。
正しいSAT対策をすれば、必ず得点は上がります。
しかし、この得点の伸びは一様ではありません。
特に対策を開始して数カ月は、著しい進歩は見えないのが普通です。
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