日本の一般受験の英語問題では、あまり取り上げられないが、
SATでは大切なものがあります。
それはコンマやピリオドのような句読点に関連する問題です。
公式な英語使用では、句読点や記号に関する正しい認識が重要なのです。
日本語は情緒的な表現を大切にする言語ですから、杓子定規な言葉の使用を嫌います。
ですから、句読点も感覚的な判断を優先し、どこで句読点を打たなければならない
というような規則はありません。
万葉集の和歌を見ても、点や丸はなくどこで句切るかは読み手に任されます。
現代日本語での点は英語のコンマと同じと感じる人が多いと思います。
ただ、日本語の点は、厳密な用法ではなく感覚で打つことがほとんどです。
しかし、英語のコンマは、文のつながりをそこで切ることを明示する役割を持っています。
私はリンゴが好きです、というのを、私は、リンゴが好きです、区切っても問題ありません。
しかし、英語だとI like an appleをI ,like an appleとしてしまえば、リンゴみたいな私、
なんていう意味になってしまいます。
つまり、英語の句読点や記号の使用は、日本語よりも厳密なのです。
コンマやピリオドの他にもコロンやセミコロン、ハイフン、ダッシュなどの記号に関する知識は
SAT対策には重要です。
実際のSATの文法問題でも良く問われる事項です。
もちろん、そのような記号の正しい知識を学べるのが、TOYOオンラインのライブ授業です。
SAT対策に必要な英語の知識は、一般受験の英語とは違います。
一般受験では不必要な知識でも、実際の英語運用に大切な知識は沢山あります。
残念なことに、このような記号運用知識などは、現地校の高校では教わりません。
SATの問題に触れることの重要性は、公式な英語を運用するための知識を、
問題を解くことで確認できることです。
もちろんすべてのSATの問題が重要である訳ではなく、必要な問題を取捨選択して学習することが必要です。
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正しいSAT対策をすれば、必ず得点は上がります。
しかし、この得点の伸びは一様ではありません。
特に対策を開始して数カ月は、著しい進歩は見えないのが普通です。
実はそれが問題で、誤った学習法を取っていても、この期間はそれが有効かどうかが判断できません。
誤った学習法の場合は、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
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