11月5日に開催されたSATの結果が返ってきています。
点数が下がった人もあるかもしれませんが、ガッカリしないでくださいね。
元々、11月のSATは難しいと言えるからです。
多くのアメリカ人高校生で大学に出願する人は、合計で2回ないし3回SATを受けます。
もちろん、中には3回以上受けると受験に不利になるという誤情報を信じている人も多くいます。
ともあれ、アメリカ大出願直前の10月と11月に最も多くの人が受験します。
SATは日本の模擬試験と同じ、偏差値で得点が出ます。
たとえば、英語セクションの得点が550点なら、これは日本の偏差値55と同じです。
そして、偏差値は毎回の平均得点を、釣り鐘型曲線の頂点を通る軸に当てはめる統計法です。
この釣り鐘型曲線は一定ではなく、いろいろな形状があります。
全体的な平均点が高ければ中心軸より左の高得点側が狭くなり、逆の場合は低得点側が狭くなります。
結果として10月、11月のSATでの平均点以上得点者の1問当たりの配点は小さくなり、
点数が伸びにくくなる傾向があります。
SATの英語と数学の平均得点は各510点から520点程度です。
従って、11月のSAT各セクションで520点以上取っている人の点数の伸びが鈍化したり下がっても、
そう気にすることではありません。
同じ実力か、さらに実力を上げて12月以降のSATを受けると、
きっと大幅に点数を伸ばすことができるでしょう。
もちろん、それには現状に我慢せず、より集中的な学習をすることが大切です。
単語や文法事項は、覚えなくては使い物になりません。
そして、英文読解力や数学処理能力の改善が急務です。
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なんにしても、一問一問の正解率を高める、着実な知識の増強と処理法の練習が必要です。
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正しいSAT対策をすれば、必ず得点は上がります。
しかし、この得点の伸びは一様ではありません。
特に対策を開始して数カ月は、著しい進歩は見えないのが普通です。
実はそれが問題で、誤った学習法を取っていても、この期間はそれが有効かどうかが判断できません。
誤った学習法の場合は、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
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<ONLINE受講者へのお知らせ>
次に申し込めるSATは3月11日開催のものです。
予約の申し込み期限は2月10日です。
新学期から11年生、12年生になった人はもちろん、
10年生、9年生の人も受けるようにしましょう。
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