日本語は情緒的な言葉だと言われます。
この情緒的というのは、美しいとか、さみしいなどのような、感覚表現を主体とすることです。
したがって、日本語は英語で言う所の形容詞などが発達している言語であると言えます。
それに反してアングロサクソンの使用する英語は、非常に機械的です。
歯車のかみ合わせが産業革命を生んだように、英語という言語も個々の部品が
全体を構成しているような形です。
このような言語の利点は、その仕組みさえ理解すれば、誰でも同じ結果が得られることです。
英語における歯車の役割を果たしているのが、英単語です。
そして、その歯車の組み合わせを律しているのが、英文法です。
つまり、英語の単語と文法を理解すれば、完成形の80%は出来上がりと考えてください。
TOEFL120点満点中の80%は96点、SAT1600点満点中の80%は1280点です。
もちろん、実際の試験の得点には、複雑な要因があるので、そんなに単純ではありません。
しかし、ポイントは、単語と文法学習が英語試験での高得点に非常に大きなプラスになるということです。
単語と文法の勉強は、非常に直線的で単純です。
ただ、本当に学ぶべき英文法は、日本の受験文法とはまったくの別物です。
日本の受験文法は、あくまでも日本の受験問題だけに通用するもので、
実際の英語力がつくものではありません。
単語力と文法力が無ければ、英文読解は出来ません。
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よくある対策クラスのような、問題を解き、答え合わせをして終了、というようなものは得点力を上げません。
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しかし、この得点の伸びは一様ではありません。
特に対策を開始して数カ月は、著しい進歩は見えないのが普通です。
実はそれが問題で、誤った学習法を取っていても、この期間はそれが有効かどうかが判断できません。
誤った学習法の場合は、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
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