英語は本当は非常に規則正しい言葉です。
規則正しいというのは、公式な英語使用には、正しい文法の知識や適正な単語使用の知識が
不可欠だということです。
ただ、一般に使用される口語英語は、慣用的な表現も多く、この規則正しさが見えません。
英語の5文型は日本の英語学習のごく初期に学ぶ中学英語です。
日本の大学受験では、このような文法知識はほぼ無視されますので、
文型の理解は軽視されています。
しかし、帰国子女が受けるSATのような公式な英語表現に関するテストではとても重要なのです。
英文の変形法は大きく言って3種類あります。これは付加、倒置、省略です。
付加の代表は否定文でNOTなどを付け加える文です。
倒置の代表は疑問文で、主語と動詞の位置を転換します。
省略の代表は命令文で主語を省略します。
否定文や命令文は分かり易いのですが、倒置文はその形によっては、読解時に
見逃されれることが多いので要注意です。
倒置文は正しい語順を変化させることで、注意をひくための強調構文です。
この正しい語順というのが先述の5文型です。
一見、むずかしそうな倒置文の理解は、その前に正しい語順とは何かを理解することが必要です。
日本の受験英語では重視されない文型の徹底理解が、その先にある倒置文の
理解の基礎になっています。
強調構文は著者の意図が色濃く反映する部分ですから、倒置文の理解は
読解力向上には非常に重要です。
正しい英語力アップの対策をすれば、必ず英語力試験の得点は上がります。
しかし、誤った学習法を取っていても、それが有効かどうかが判断できません。
その結果、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、受験失敗に結び付くことになってしまいます。
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