日本の英語学習のはじめに教わる事項の一つに、不規則動詞の変化表を覚えることがあります。
日本の中学の英語教科書の巻末には、必ず不規則動詞変化表が記載されています。
それを一通り覚えてしまうことは、当然、英語の基本として大切なことです。
不規則変化をしない動詞は、その後ろに‐edをつければ、過去形と過去分詞形ができます。
そこで、文中でこの‐edがついているのを見ると、自動的に動詞であると誤解する傾向があります。
実際は、動詞になっている場合と、形容詞になっている2つの場合があります。
この‐edがついている動詞を形容詞として使用する場合を、過去分詞の形容詞用法と言います。
英語の時制では‐edのついている動詞は、過去形と過去分詞形の2つがあります。
ただ、動詞の過去分詞形は単独では動作を示す本動詞としては使用できないので、
それが単独で文中にある際は必然的に形容詞となっています。
文中にある動詞のようなものが、本当に動詞なのか形容詞なのかを見誤れば、
当然、文意が正しく解釈できません。
これは些細なことのように見えますが、実は高度な読解力を養成する際には、大きな障害となります。
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