Thou shall not kill （殺人を犯してはならない）は旧約聖書のモーゼの十戒の６番目に記されている戒律です。
この主語のThou（ダウ）はYouの古語ですが、この十戒の言葉で広く知られています。
このように、日本人にはあまりなじみのない語でも、アメリカでは子供でも知っている単語です。
このような単語はＴＯＥＦＬやＳＡＴの問題集などにある単語リストには含まれません。
日本人がアメリカの参考書を基準にした単語リストを覚える場合の盲点になっています。
このような語は、幼少期にお母さんなどの読み聞かせで子供に導入されるので、
アメリカ人と日本人の間で難易度の認識が違ってしまいます。
アメリカで難度の高い単語、ＳＡＴワードは日本人にとっても難しい単語です。
それに加えて、アメリカ人なら当然知っている語でも日本人にはわからないものが多いのです。
その一つにｔｒｅｌｌｉｓなんていう語がありますが、あなたはその意味がわかりますか。
これはブドウのツルを這わせるために使う、ぶどう棚のような格子のことです。
これは有名なイソップ寓話の中で出てきます。
お母さんの読み聞かせで、アメリカ人は幼児期からこのような語にはなじみを持っています。
アメリカ人には当たり前の単語でも、日本人にはＳＡＴワード同様に難しいものが一杯あります。
ですから、単語覚えといっても、単純な単語リストを覚えるだけでは不十分なのです。
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