マークチェック

こんにちは
TOYO Onlineの数学担当、牧野です

TOYO Onlineでは、12月14日と21日にSAT Mathの無料模擬試験を行います
ご興味がおありの方は、こちらからお申し込みください!

 

今期の帰国受験の海外準備もいよいよ後半戦に突入しようとしています。

このぐらいの時期になってくると、思ったように点数が出ない焦りなどから、
小論文の準備に逃げたりする人も増えてきますが、それは今やる事じゃありません。

今、海外滞在中にやるべきことは、海外滞在中にしかできない事、
つまり統一試験の点数アップです

TOYO Onlineでは、毎年この辺りから受験生はうっかりミス対策に本腰を入れ始めます。

新しい解き方を覚えたり、より効率的な考え方を自分のものにするのは、年内いっぱい

年が明けたら、とにかくスピードをアップしながら解答の制度を上げて行く段階です

ここで大事なのが、うっかりミス対策、と言うことです

実際、毎年最後はほぼ全員うっかりミスに悩まされ続けます

今日は、今までの卒業生で印象深かった実例を説明します

 

15年ぐらい前でしょうか、その先輩は、かなり数学ができる生徒でした

アメリカに来てからの年数はそんなに多くありませんでしたが、その分日本で数学を
鍛えていたので、SAT Mathのレベルは彼にとっては拍子抜けするほどのものでした

実際、初めてSATを受けた時の点数が800点、つまり満点でした

私も教える立場から、こりゃ楽な生徒だなって喜んでいました

が、

2回目のテストで690点まで落ちてしまったのです

普段の授業の受け答えや練習問題の成績からして、あり得ない点数です

これは何かあると思った私は、彼と一緒に原因を探りました

でも、普通に練習問題を解いても、過去問を解いてもほぼ全部できてしまいます

 

そこで、出来るだけ本番の心理状態に合わせようと、他の生徒にわざとうるさくさせ、
しかも制限時間を20%少なくしました

 

それで分かったのが、マークミスです

 

彼は問題文を完全に理解し、求めるものと条件をきちんと把握したうえで、私が見ても
一番効率よくストレートに答えにたどり着いていました

そして導き出した答えと選択肢を見比べて選んだ答えを解答欄に書き込む

 

この最終段階の書き込む時にかなりミスが出ました

自分が出した答えはCなのに、提出した解答はDになっているという感じです

 

原因が分かれば対策は簡単

まず自分が選んだ選択肢を問題用紙に丸を付け、その後で解答用紙に書き込むという
ワンステップを追加しました

そして、1ページ終わるごとにマークチェックをします

この時、とても大切なのは、問題を読んだり解き方を考えたりしない事!
ただひたすら、自分が選んだ選択肢と解答用紙に書いた選択肢を見比べます

この対策を普段の練習問題で徹底的に実行して、考えなくても実行できるようになった後、
彼は6回連続満点を取りました

自分はそんなミスはしない!って思いますか?

ところが、毎回の練習問題でちゃんと間違いの原因を見つけるようになると、
多かれ少なかれ、大体みんなやっちゃうって事が分かります

多分、あなたも

 

 

 

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