TOEFLやSAT対策をする際、ある単語が前置詞か接続詞なのかなど、
枝葉末節で重要ではないと思う人が多いようです。
難度の高い単語覚えや、長文対策を優先したいと言うのが本音でしょう。
実は些末に見えても、前置詞の勉強というのは、とても重要なのです。
一般的に日本人は、英語を使う時、前置詞を飛ばしてしまう癖があると言われます。
日本語には前置詞はありませんから、日本的な感覚では前置詞が無くても
気にならないのです。
それゆえ、英語の勉強をする際も、前置詞については、あまり学びません。
さすがに接続詞については、文意が転換する場合があるので、日本人も無視はできません。
AだからBであると言うのと、AだけどBだでは、文意が変わります。
それゆえ、受験英語でも接続詞がらみの問題は多出します。
受験英語で前置詞がらみの問題では、成句に関するものがほとんどです。
出会うと言う意味ではRUNの後ろにINTOをくっつける、というようなものです。
厳密に言うとこの成句の場合、INTOは前置詞ではなく、副詞です。
前置詞は接続詞ではないので、文と文をつなぐことはできません。
しかし、A DOG IN THE PARKという場合、INは後ろの公園と
前の犬の位置関係を示しています。
つまり、前置詞は語句と語句をつなげる役割をしています。
前置詞はその名の表すように、名詞の前に置く詞です。
つまり、後ろの名詞と、前置詞の前にある名詞を接続しています。
たいていは軽視される前置詞ですが、その役割を考えると、接続詞同様、
絶対に見逃せない言葉です。
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