前回に英単語のCLAIMを取り上げて、主張するという意味以外にも、土地の所有権や
使用権を示す場合があると言いました。
もともとは、大きな声で叫ぶというのが、この単語の意味です。
このCLAIMの前にDEをつけたDECLAIMは、熱弁をふるうとか、誇張して話すの意味になります。
一つの単語にも、いろんな意味があることが多いので、それぞれの意味をしっかりと
覚えていくことが大切です。
このCLAIMの変形でちょっと意外なのは、RECLAMATIONという語です。
これはもとの主張するなどの意味から大きく外れて、土地改修をするとか、
埋め立てや開墾の意味になります。
RECLAMATIONの元はRECLAIMで、何かの返還を要求するという意味ですから、
これは元の主張するという意味と関連します。
また、RECLAIMは元通りにすることを要求する意味があるので、土地とかを元通りにする、
再生するという意味もあります。
しかし、RECLAMATIONになると、もっぱら土地修復の意味になるので、主張するなどの
意味は消滅してしまいます。
単語を覚えるとき、できるだけ沢山の語を覚える努力をします。
これは単語数を増やす、つまり、横の広がりを増やす努力です。
しかし、強力な単語力を養成するには、縦方向に深堀りすることも必要です。
それはCLAIMからRECLAMATIONへのように、一つの単語の系統をたどる学習です。
美しい織物は、横糸だけでなく、縦糸が無ければ完成しません。
WARP(ワープ)というと、ねじれ、みたいな意味で覚えている人が多いと思います。
でもTHE WARP AND WOOFと言うと、織物の縦糸と横糸の意味で、往々にして物事の
基本的な成り立ちを意味する言い回しとして使われます。
TOYOオンラインのライブ授業では、いろいろな文や問題文中にある単語の意味を説明します。
往々にして、典型的な意味ではない用法があると、文意を読み違えます。
そのような部分を残さず、完全に明確に文意が理解できる単語力の構築を心がけています。
正しい英語力アップの対策をすれば、必ず英語力試験の得点は上がります。
しかし、誤った学習法を取っていても、それが有効かどうかが判断できません。
その結果、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
ですから、最初から正しい学習法を提供できるTOYOオンラインの対策クラスを
利用することをお勧めします。
<ONLINE受講者へのお知らせ>
次に申し込めるSATは3月8日開催のものです。
予約の申し込み期限は2月21日です。
11年生、12年生はもちろん、10年生、9年生の人も挑戦してみましょう。
1993年より毎年難関大学に帰国受験生を送り込んでいるTOYOオンラインの通信授業は、
世界中どこからでも受講可能です。
初心者からアドバンスの人まで、実力アップに必要な科目が選択可能です。
無料体験授業もありますが、不必要な押し付けセールスのようなものは一切ありません。
もちろん、受講停止も連絡するだけですぐにできますから、安心してください。